新学期、クラス替えの結果を見て「友達がいない!」「ぼっちになってしまった」と落ち込んでいる人もいるのではないでしょうか。
学校は集団生活なので、友達と別のクラスになり、一人ぼっちになってしまうと不安になりますよね。
 
今回は、クラス替えでぼっちになってしまった人に向けて、不安を和らげる考え方のポイントや新しい友達の作り方を紹介します。
ぼっちから脱出したい人や、ぼっちのままでもいいから不安なく学校生活を送りたいという人は、参考にしてみてください。

クラス替えでぼっちになった!不安を感じるのはなぜ?

クラス替えで「ぼっち」になったとき、大きな不安におそわれる人も多いでしょう。
 
「これから1年間やっていけるのかな?」
「もしずっと友達ができなくて一人だったらどうしよう」
 
そんな不安を感じるのは、人として当然のことです。
ここでは、クラス替えでぼっちになったとき感じる不安の理由を解説します。

人間には「仲間に入りたい」という本能的な欲求があるから

人間には、以下のように「所属と愛の欲求」という本能的な欲求があるといわれています。

マズローの5段階欲求理論 説明
自己実現 自分の可能性を最大限に発揮したい、理想の自分になりたいという欲求
承認・尊厳 他者から認められたい、尊敬されたいという欲求。自尊心にも関わる
所属と愛の欲求 集団に所属したい、他者と親密な関係を築きたいという社会的欲求
安全欲求 身の安全、経済的安定、健康の確保など、安心して生活できる環境への欲求
生理的欲求 食事・睡眠・排泄など、生命維持に直結する基本的欲求

参考:不登校の理解と対応ガイドブック =保護者編= 第2版|奈良教育大学次世代教員養成センター学校・地域教育支援領域
 
この表では上のほうが上位の欲求で、下のほうの欲求が満たされると上のほうの欲求が生まれるとされています。
例えば、友人関係の問題が気になるということは、生活や食事などに対する生理的欲求は満たされているということです。
 
ちょうど真ん中に位置する「所属と愛の欲求」は、学校においてクラスや友達グループに所属したいという気持ちを指します。
この気持ちが満たされないと、人間は自然と不安や孤独感を覚えるのです。
 
そのため、クラス替えでグループに入れず不安になるのは人間として当たり前の感情だといえます。

周りの人にぼっちと思われたくないから

人間には「他者から認められたい」という承認・尊厳の欲求も備わっています。
ぼっちと思われることは、他者から認められていない状態にあたるため、承認欲求が満たされなくなるのです。
 
日本人は特に「周囲から認められなければ」「期待を裏切れない」という感覚を持ちやすいので、ぼっちと思われることへ不安を抱きやすいといえるでしょう。

疎外感によって自分の価値が下がったような気がするから

集団から排除されているという気持ち(疎外感)は、自分の価値が下がったように感じる原因になります。
 
自分の価値が下がると、「自分なんていらないのかも」という感覚が強くなるはずです。
 
友達と楽しく過ごすクラスメイトを見ることで、さらに自分の価値が下がったような気になることもあります。

クラス替えでぼっちになったときの考え方のポイント

クラス替えでぼっちになると不安になるのは、みんな同じです。
多くの人は、不安な気持ちを抱えたまま過ごすのは怖いと感じますよね。
 
そこで、不安を和らげるための考え方のポイントを3つ紹介します。

新しい友達を作るチャンスと考えよう

クラス替えは、自分だけでなく周りの人にとっても「知らない人ばかり」という同じスタートラインに立つタイミングといえます。
自分だけがぼっちなのではなく、みんなが「誰と仲良くなろうかな」と思っているはずです。
 
そのため、クラス替え直後は実は友達を作りやすい絶好のチャンスともいえるでしょう。
まずは「おはよう」「次何の授業だっけ?」など、自分から声をかけてぼっち脱出のチャンスをつかみましょう。
 
コミュニケーションに不安がある人は、以下の記事も参考にしてみてください。
 
関連記事:【中高生向け】わたしって人見知り?原因とコミュニケーションのコツを解説|通信高校生ブログ|明聖高等学校
関連記事:会話が苦手な人の特徴とは?感じるストレスとコミュニケーションのコツ|通信高校生ブログ|明聖高等学校

ぼっちのメリットも知っておこう

ぼっちだと不安な気持ちになるのは当然ですが、決して悪いことだけではありません。
人によっては、わざわざ新しい友達を作らなくても、ぼっちでも充実した学校生活を送れる場合もあります。
 
例えば、ぼっちのメリットは以下のとおりです。

  • ●人に合わせる必要がないので、休み時間は読書や勉強、音楽など自分の好きなことを楽しめる
  • ●トイレや購買に行くタイミングも自分で決められる
  • ●グループにいると気を遣ったり、人間関係のトラブルに巻き込まれたりすることもあるが、ぼっちだとそのようなストレスが少ない

上記に魅力を感じるのであれば、ぼっちでも十分学校生活を楽しめる人かもしれません。
 
ただし、グループワークや学校行事のときに自分が困るのであれば、積極的に新しい友達を作ることが大切です。
 
以下の記事は、「友達はいらない」と思う人の視点からメリットやデメリットを解説しています。
ぼっちの過ごし方のヒントになるかもしれないので、ぜひご覧ください。
 
関連記事:友達はいらないと思う理由と対処法|一人の時間も大切にしよう|通信高校生ブログ|明聖高等学校

クラスの外にも目を向けよう

学生の居場所は、クラスだけではないはずです。
部活動もあれば、学校以外の習い事など、人間関係を築ける場所はたくさんあるでしょう。
特に、趣味や興味が共通する場では、自然と友達ができやすいメリットがあります。
 
クラスだけが人間関係のすべてではないと考えて、新たな環境に身を置くことで気持ちが楽になる場合があります。

クラス替えでぼっちになったときの友達の作り方

ぼっちのままは嫌だと考えて「新しい友達を作ろう」と思えたなら、以下の方法を試してみてください。

ステップ1.笑顔であいさつと一言から始めよう

クラス替え直後は、みんな同じスタートラインに立っているので話しかけやすいタイミングでもあります。
とはいえ、いきなり話しかけるのはハードルが高いでしょう。
 
まずは笑顔であいさつをするだけで十分です。
あいさつを返してくれる人は、自分に対して好印象を抱いてくれている可能性が高いので、話しかけやすいはずです。
積極的にあいさつをするなかで、「話しかけやすい人」を見つけていきましょう。

ステップ2.会話を続けるための話題を準備しよう

あいさつをするなかで話しかけやすい人を見つけたら、自分から積極的に話しかけてみます。
「何を話せばいいかわからない」という人は、以下のようなシンプルな話題を活用してみてください。

  • ●出身の学校
  • ●部活動
  • ●相手の持ち物
  • ●好きな音楽やマンガ

上記のように身近なテーマから始めると、スムーズに会話が進むはずです。
共通の話題が見つかったら、そこから自然と会話が弾んでいくでしょう。

ステップ3.共通点を見つけて距離を縮めよう

会話を続けるうちに趣味や好きなものなど、共通点が見つかることがあります。
共通点が見つかったら、そのテーマを掘り下げると自然と距離が縮まっていくはずです。
 
ただし、あせりは禁物です。
自分の話ばかりにならないよう意識して相手の話をしっかり聞き、少しずつ仲を深めていくことを目指しましょう。
 
以下の記事では、高校生に向けて友達の作り方を解説しているので、あわせてご覧ください。
 
関連記事:友達の作り方とは?高校生向けに失敗しないポイントを解説|通信高校生ブログ|明聖高等学校

クラス替えでぼっちになったときの休み時間の過ごし方

新しい友達を作るのが苦手、頑張ってもすぐにはできないという人は、あせらず一人の時間を楽しむことも考えてみましょう。
 
ぼっちのまま休み時間を過ごすときのコツは以下のとおりです。

読書・勉強などで自分の世界に入る

一人の休み時間は、誰にも邪魔されず自分のやりたいことに集中できる貴重な時間です。
 
読書は一人でできる定番の過ごし方で、通学時間と組み合わせれば本を読み進めやすいでしょう。
また、英単語や暗記物の勉強をコツコツ進めるのもおすすめです。
音楽を聴くのも気分転換になり、次の授業への集中力を高める効果があります。
 
休み時間を有効活用して自分の時間を楽しむと考えられると、周りの目も気にならなくなるでしょう。

図書室などクラスの外で過ごす

周りの視線が気になるという人は、思い切って教室の外に出てみましょう。
 
図書室は教室より静かで本の世界に没頭しやすく、一人でいても違和感がない場所だといえます。
また、購買や廊下などの教室外の場所を自分の「居場所」として確保しておくと、気持ちが楽になります。
 
人目がなければ、周りにぼっちと思われる心配も、疎外感を覚えることもありません。

前のクラスの友達に会いに行く

クラスが変わっても、前のクラスの友達との関係はなくなるわけではありません。
休み時間に前のクラスの友達に会いに行けば、安心できるでしょう。
 
このとき、違うクラスの友達と交流すれば、新しい人間関係が広がるきっかけにもなります。
 
クラスではぼっちかもしれませんが、学校内に友達がいると思えば、不安が和らぐはずです。

クラス替えの不安が薄い?適度な距離感でつながれるオンラインの学校とは

全日制の学校だと、どうしてもクラス替えの恐怖がつきまといます。
しかし、オンラインの学校なら、毎日クラスメイトと顔を合わせるわけではないので、適度な距離感を保ったまま人との関係を築くことが可能です。
 
例えば、通信制高校である明聖高校のWEBコースは、オンラインの学校「サイバー学習国」を通じて学習をおこないます。
チャットで先生やクラスメイトとコミュニケーションがとれるので、クラス替えに関係なくだれとでも好きなタイミングで話せます。
 
リアルの学校で顔を合わせるわけではないので、人目も気にならず、疎外感も覚えにくいのが魅力です。
 
また、通信制高校は全日制高校からの転入学・編入学がしやすいため、クラス替えでぼっちになり高校に行けなくなった人が再スタートを切るのにも適しています。
 
もし、ぼっちになるのが怖い、または現在ぼっちで苦しんでいるのであれば、一度見学に行ってみることをおすすめします。
 
明聖高校でも随時見学を受け付けていますので、お気軽にお越しください。
 
学校説明会・相談会|明聖高等学校
 
通信制高校における友達事情について知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
 
関連記事:通信制高校で友達はできる?友達を作るコツや見つけやすくする方法を紹介!|通信高校生ブログ|明聖高等学校