不登校中に「家にいると孤独に感じる」「SNSでは自分がいなくてもみんな楽しそうに見える」など、一人で思い悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
不登校になって友達と関わる機会が減ると、孤独を感じるのは当然のことです。
不登校中に感じやすいネガティブな気持ちには、どう向き合えばよいのでしょうか。
今回は、不登校で友達がいないと悩む中高生に向けて、落ち込む理由や孤独感との向き合い方を紹介します。
考える視点を変えたり、自分の気持ちを整理したりして、気持ちをラクにしていきましょう。
不登校中に「友達がいない」と孤独を感じる2つのパターン
不登校中に友達がいないと孤独を感じる人には、2つのパターンがあります。
参考:心もメンテしよう 若者のためのメンタルヘルスブック|厚生労働省
参考:高校生の悩みや不安とその対処方法|文部科学省
パターン1:もともと友達がいなくて学校に居場所がなかった
もともと友達がいないと感じており、学校に居場所がなかった人は、不登校中も「自分なんて友達がいないし」「どうせ心配してくれる友達なんかいない」と落ち込みやすい傾向にあります。
不登校になった原因自体が、友達がいないことだったり、いたけれど仲間外れにされてしまったりなどの場合もあるでしょう。
このパターンの人は、友達がいることが自分の価値を計る指標のひとつになってしまっている可能性があります。
パターン2:不登校になって友達と疎遠になってしまった
不登校になってから、仲のよかった友達と関わる機会が減ってしまうと「もう自分は友達がいないんだ」と考えてしまいがちです。
学校に行っているときは毎日話せていたため、不登校中にコミュニケーションが減ると、孤独感を覚えるのは当然のことです。
また、不登校中に生活リズムがズレてしまい、友達と連絡が取りにくくなるのも孤独を感じる原因のひとつだといえます。
不登校中に「友達がいない」と落ち込む理由
「友達がいない」と落ち込むときは、考え方のクセや行動がきっかけになっている可能性があります。
ここでは落ち込む理由を紹介するので、自分にあてはまるものがないかを考えてみてください。
参考:心もメンテしよう 若者のためのメンタルヘルスブック|厚生労働省
参考:高校生の悩みや不安とその対処方法|文部科学省
周りと自分を比較してしまう
周りと自分を比較してしまうクセがある人は、友達がいない自分を否定しがちです。
周りと比べて友達がいないから自分はダメだ、というふうに思ってしまうのです。
逆に、自分のほうが友達が多いからといって満足感を覚える場合もあります。
友達の数が人の価値を計る指標になってしまっています。
SNSでクラスメイトの楽しそうな様子が見えてしまう
最近は、SNSを見ると友達が何をしているのか見えてしまいます。
いつも遊んでいる友達が別の人と遊んでいたり、自分だけ呼ばれなかったことに気付いたりすると、落ち込んでしまうのは無理もありません。
「自分は嫌われてるのかも」「本当は友達と思われていないのでは」と悪い方向へ考えてしまって、ストレスを感じる人もいるでしょう。
「自分はだれからも必要とされていない」と感じる
不登校中は、友達とのコミュニケーションが減りやすい傾向にあります。
友達から連絡がこないと、「自分はだれからも必要とされていない」と感じてしまい、孤独感を覚えるのです。
自分から連絡するより相手からの連絡を待つタイプの人は、こうした悩みに囚われやすいです。
友達がいない=価値がないと思い込んでしまう
友達の数=自分の価値と思い込んでいる人は、友達がいない自分に価値がないと感じてしまいます。
いつも友達と一緒でないと不安な人は、ストレスを感じやすいので、不登校中もモヤモヤしたり落ち込んだりしやすいはずです。
不登校中に感じる「友達がいない」という孤独感への向き合い方
自分の考え方のクセを分析して視点を変えたり、だれかに相談して発散したりすることで、不登校中の孤独感が和らぐ可能性があります。
ここでは、不登校中に感じる「友達がいないことに対する孤独感」への向き合い方を紹介します。
参考:心もメンテしよう 若者のためのメンタルヘルスブック|厚生労働省
参考:高校生の悩みや不安とその対処方法|文部科学省
自分と他人を分けて考えよう
周りと自分を比較してしまいがちな人や友達がいないことで自己否定してしまっている人は、考え方のクセを見つけて、違う視点への転換を目指してみましょう。
まずは、他人と自分は違う生き物だと理解することが大切です。
例えば、「友達に必要とされていない」と考えてしまうのは、友達に直接言われたことではなく、自分の想像でしかありません。
友達の考えや気持ちを想像しても、本当のところは確認してみないとわからないものです。
つまり、友達に必要とされていないかどうかは、自分では判断できないのです。
それどころか、友達の考えや気持ちを決めつけてしまっていることになります。
このように、聞かなければわからないことを想像して落ち込んだり、自分を責めたりしても物事は解決しません。
そこで、他人の心理に目を向けるのではなく、今の自分の心に目を向けるという視点が大切になります。
自分と他人を分けて考えられるようになったとき、ふと「友達に必要とされていないのでは」と思ったときも、「いや、そう言っていたわけじゃないから、考えるのをやめよう」と気持ちを切り替えられるようになります。
自分の本音に目を向けよう
自分の気持ちに目を向けると、思ってもみなかった本音が見えてくることがあります。
特に、ノートに書き出していく方法がおすすめです。
友達がいないことに孤独感を覚えるのであれば、友達がいたほうがいいと思っている証拠です。
「なぜ友達はいたほうがいいのか」を深掘りしていくと、自分の本音が見えてきます。
以下は、友達がいたほうがいいと思う理由を書き出してみた例です。
- ●友達がいたほうが楽しい
- ●周りから「ひとりぼっちでかわいそう」と思われそうで怖い
- ●他人から低く見られたくない
- ●みじめな存在だと思われたくない
書き出してみると、ネガティブな理由のほうが多いことがわかりました。
この人の場合は、友達がいない自分がどう評価されるのか怖いという本音が見えてきます。
ここからさらに深掘りして、書き出した内容一つひとつを整理していきます。
例えば、「本当に他人は友達がいないわたしを低く見るのか?」「みじめな存在だと思うのか?」「ひとりぼっちなのは本当に悪いことなのか?」などです。
この問いに対して、自分なりの答えを見つけていくことで、自分の本音と向き合いながらどうあるべきかを考えることができます。
SNSは人の一部分だけと理解し、距離を置こう
SNSで見る他人の投稿は、その人の生活のほんの一部分でしかありません。
楽しそうな写真や友達とのエピソードに関する投稿が多く見られるのは、よい瞬間だけを切り取って投稿するためです。
SNS上の姿と実際の生活は違います。
実際には、投稿していない時間のほうがはるかに長く、その時間に何をしているかはだれにもわからないはずです。
特に不登校中は、SNSで自分と他人を比較して、自分だけが取り残されているような気持ちになりやすいでしょう。
SNSに振り回されないためにも、見る時間を決めたり、一時的に距離を置いたりすることが大切です。
信頼できる人に相談してみよう
自分のなかに気持ちを留めておくのではなく、話すことでスッキリすることもあります。
信頼できる人を見つけて、今感じている気持ちをありのまま話してみてください。
相談した人の考え方を教えてもらったり、自分の考え方のクセを見つけてもらったりすると、新たな考え方を見つけられるかもしれません。
不登校中だからこそ考えたい友達との距離感
友達と距離がある不登校中こそ、ゆっくりと友達に対する考え方や付き合い方を整理するよい機会だととらえてみましょう。
以下は考えておきたいポイントです。
- ●自分が本当に求めているのはどのような友達か
- ●何人いたらうれしいのか
- ●友達とどう関わりたいのか
- ●友達にして欲しいことは何か
- ●友達にしてあげたいことは何か
- ●友達にどこまで自分のことをわかってほしいか
- ●友達のことをどこまでわかりたいか
これらを整理していくと、友達との関わり方を見直すきっかけになります。
友達はあくまで他人だということを忘れずに、適切な距離感がどれくらいなのかをはっきりさせておくと、友達関係の悩みを減らせます。
なお、「友達はいらない」という考えに行き着く人もいるでしょう。
以下の記事もぜひ読んでみてください。
関連記事:友達はいらないと思う理由と対処法|一人の時間も大切にしよう|通信高校生ブログ|明聖高等学校
気持ちよく友達と付き合える距離を保てる選択肢
自分にとって気持ちのいい「友達との距離感」を考えたとき、それほど近くなくていいと思う人もいるはずです。
適度な距離を保ちつつ友達を作りたい、関わりたいという人は、通信制高校という選択肢を知っておくとよいでしょう。
通信制高校とは、オンライン授業や自宅学習を通じて高校卒業資格の取得を目指す高校です。
全日制高校と比較して登校日数が少なく、学校で友達と交流する機会そのものがあまりありません。
「それじゃあどうやって友達を作るの?」と思う人もいるでしょう。
例えば、明聖高校のWEBコースでは、オンラインで友達とコミュニケーションがとれます。
通信制高校なら、適度な距離を保ちつつ、自分のペースで友達と付き合えるはずです。
通信制高校に興味がある人は、ぜひ一度学校説明会・相談会に足を運んでみてください。
以下の記事では、通信制高校で友達を作るコツを紹介しているので、あわせてご覧ください。
関連記事:通信制高校で友達はできる?友達を作るコツや見つけやすくする方法を紹介!|通信高校生ブログ|明聖高等学校
まとめ
不登校のときは、友達との関係性や交流する頻度が変わるので、孤独感を覚えやすいものです。
「友達がいない」と落ち込んだり、自己否定に走ったりするのも自然なことだといえます。
ただし、ずっとその状態のまま過ごすのは、だれだって苦しいはずです。
そのため、少しでも気持ちをラクにするために、考える視点を変えたり自分の気持ちを整理したりしてみましょう。
もし、そのなかで友達と適度な距離感を保ちつつ、自分のペースで関わりたいと思うのであれば、通信制高校という選択肢も考えてみてください。
通信制高校なら、ストレスを抑えながら友達と関わることが可能です。
参考URL:
心もメンテしよう 若者のためのメンタルヘルスブック|厚生労働省
高校生の悩みや不安とその対処方法|文部科学省
学校説明会・相談会|明聖高等学校
WEBコース|明聖高等学校
友達はいらないと思う理由と対処法|一人の時間も大切にしよう|通信高校生ブログ|明聖高等学校
通信制高校で友達はできる?友達を作るコツや見つけやすくする方法を紹介!|通信高校生ブログ|明聖高等学校

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