通信制高校での学びには、レポート課題や単位認定試験に加えて、登校して授業を受ける「スクーリング」が設定されています。必要な出席時数は学校やコースによって異なり、年に数回登校するコースから、毎日登校するコースまでさまざまです。今回は、スクーリングの服装や、入学試験・入学式・卒業式などの服装について、知っておきたいポイントをご紹介します。

通信制高校には私服で登校できる学校もある

スクーリングの日の服装は、それぞれの学校によって決められています。指定の制服を着て登校する学校、制服・私服を選べる学校、そもそも制服がなく私服で登校する学校があるため、学校を検討するときに忘れず確認しておきましょう。

明聖高校はコース・キャンパスで規則が異なる

明聖高校で制服着用が必須なのは、千葉本校の全日コース、全日ITコースです。同じ千葉本校でも、通信コースの生徒は制服・私服のどちらでも登校できます。
中野キャンパスは、全日総合コース、全日ITコース、全日デザインコース、3日制コースのすべてで、制服・私服を自由に選んで登校できます。Webコースで学ぶ場合は、制服着用の必要はありません。
明聖高校の制服はブレザータイプです。制服の規定について、詳しくはこちらのページもご覧ください。
制服・ジャージ|通信制高校(千葉・中野)|明聖高等学校

制服が必要ないことのメリット

明聖高校は制服があるものの、一部のコースを除いて私服で登校できます。制服なしで学校生活を送れることのメリットを3点お伝えします。

入学時に必要な費用を抑えられる

制服は一着あたり数万円もする高価なものです。入学のタイミングでは入学金や授業料をはじめまとまった費用が必要になりますが、制服が必要ないことでその費用負担の一部を抑えることができます。また、制服は毎日着られて便利な反面、自宅での洗濯は難しく、定期的にクリーニング代が必要になりますが、私服登校であればその点の心配はありません。

好きなファッション、気候に合った服装で過ごせる

お気に入りの服を着ると、気分よく過ごせる人は多いのではないでしょうか。また、制服は冬服と夏服の二種類になりますが、私服であれば季節の変わり目や体調に合わせて柔軟に調整できる点が大きなメリットです。暑さ・寒さが厳しい時期も、気温に応じた服装を選んで快適な学校生活を送ることができます。

制服よりも動きやすい

制服は学生らしくきちんとした印象を与えますが、一般的な服に比べると分厚い素材で作られているため、やや動きにくく窮屈に感じる場合もあります。入学時に購入した制服が、成長によって、徐々に身体に合わなくなることも珍しくありません。その点、私服であれば動きやすくストレスのない服装を選べるうえ、サイズも自分に合わせたものをそろえやすいです。

制服があることのメリット

一方、制服があることのメリットは、服装に悩まなくていいことです。毎朝の身支度で着るものに迷い、出掛けるのが億劫になることもありません。登校日のルーティンとして制服を着ることで、気持ちを切り替えるきっかけにもなります。
また、入学式・卒業式といった節目の学校行事や、冠婚葬祭などのために「一着持っていれば安心」という側面もあります。もちろん、友人とおそろいの制服で学校生活の思い出作りができる点も見逃せないメリットです。

制服がない場合の行事はどのような服装をすればいい?

私服で登校している場合も、節目の学校行事はきちんとした服装で参加したいものです。私服の場合、どのように服装を整えることが望ましいのか、具体的にご紹介します。

通信制高校の面接

通っている中学校、高校で制服を着用している場合は、面接にもその制服で行けば問題ありません。私服で行く場合は、面接の場にふさわしい落ち着いた服装を選びましょう。清潔感のある襟付きのシャツやジャケットなどがおすすめです。黒・紺・ベージュ・グレーなど、落ち着いた色でまとめるとスッキリとした印象になります。また、面接に保護者が同伴する場合も、フォーマルなスーツ着用が基本となります。
面接官は受け答えの様子だけではなく、服装のマナーもチェックしているため、着崩したり、過度にカジュアルだったりする服装は避けましょう。
入試面接の対策について、詳しくはこちらのページをご覧ください。
通信制高校入試の面接はどう対策する?よくある質問や当日のマナーを押さえよう

入学式・卒業式

学校指定の制服がある場合、入学式・卒業式などの学校行事は制服で参加します。一方、制服がない学校の場合は、スーツを着用するのが一般的です。無地の黒・紺・グレーなど、落ち着いた色のものを選ぶとよいでしょう。スーツは学校の式典だけでなく、冠婚葬祭や就職活動の際にも活用できます。