「大学受験が不安」「学校の友達とうまくいかない」など、高校生活でさまざまな悩みを抱えていませんか?
 
一人で悩みを抱え込んでいる人も多いかもしれませんが、実は同じような悩みを抱えている高校生はたくさんいます。この記事では、みんながどんなことで悩んでいるのかをランキング形式で紹介し、その悩みを乗り越えるためのヒントをお伝えします。
 
あなたの悩みが少しでも軽くなるよう、ぜひ参考にしてください。

高校生の悩みランキング

「周りの高校生って、どんなことで悩んでいるんだろう?」「私と同じような不安を感じているかな?」など、気になっている人もいるでしょう。
 
国立青少年教育振興機構が実施した「コロナ禍を経験した高校生の生活と意識に関する調査報告書 -日本・米国・中国・韓国の比較-」(以下、調査)では、以下のような結果が出ています。

出典:コロナ禍を経験した高校生の生活と意識に関する調査報告書 -日本・米国・中国・韓国の比較-|国立青少年教育振興機構
 
今回はこの調査結果をもとに、よくある高校生の悩みを7つの順位にまとめました。まずは、みんながどんな悩みを抱えているのか見ていきましょう。
 
※単に悩みを抱えている高校生の割合が多い順ではなく、悩み事にグループ分けをして独自にまとめたランキングとなっています。

【1位】勉強や成績

調査でもっとも多かったのが「勉強や成績」に関する悩みで、59.1%(約6割)の高校生が抱えています。
 
「授業についていけない」「テストの点が伸びない」といった悩みはもちろん、「勉強しているのに結果が出ない」「大学受験が不安」など、真剣に将来と向き合っているからこその悩みと言えるでしょう。
 
勉強の悩みを抱えている人は、以下の記事も参考にしてみてください。
 
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勉強したくないときに勉強をする方法とは?やる気はあとからやってくる!|通信高校生ブログ|明聖高等学校
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【2位】進路について

2番目に多かったのが「進路について」で、53.1%(5割以上)の高校生が悩みを抱えています。
 
「将来やりたいことが見つからない」「漠然と将来が不安」と感じたり、進学か就職かを決められずにプレッシャーを感じたり。これもまた、自分の未来を真剣に考えているからこそ生まれる悩みです。
 

【3位】自分の容姿や性格

3番目は「自分の容姿や性格」に関する悩みで、27.8%の高校生が抱えています。
 
「見た目に自信がない」「もっと明るい性格になりたい」など、自分自身に自信を持てず、自己否定感を抱えてしまうケースが少なくありません。
 
特に最近は、SNSや動画サイトで周りの人と自分を比べてしまい、落ち込んでしまうことも増えているようです。
 
自分を変えたいと悩んでいる人は、以下の記事も参考にしてみてください。
 
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自分を変えたい!考えるべき3つのポイントと変えられる5つの要素|通信高校生ブログ|明聖高等学校
自分らしく生きるためには?生きづらさを感じる理由と考え方のコツを解説|通信高校生ブログ|明聖高等学校

【4位】ネットに時間を費やしすぎる

4番目は「ネットに時間を費やしすぎる」という悩みで、23.9%の高校生が挙げています。
 
「スマホやゲームに時間を使いすぎて、やるべきことが終わらなかった」と後悔した経験がある人も多いのではないでしょうか。
 
また、「趣味を楽しむ時間が少ない(6位・20.2%)」「忙しすぎる(7位・18.8%)」といった悩みも上位に入っており、勉強や部活、遊びのバランスを取るのが難しいと感じていることがわかります。

【5位】運動不足

5番目に多かったのは「運動不足」の悩みで、20.7%の高校生が抱えています。
 
この調査はコロナ禍に実施されたため、部活動の停止や外出制限の影響が大きいと考えられます。同様に「健康」に関する悩みも9位に入っており、時代によって悩みの内容が変化することがわかります。

【6位】友達関係

「友達関係(8位・17.8%)」や「異性との付き合い(10位・12.4%)」も多くの高校生が抱える悩みです。
 
学校で「グループになじめない」「一人ぼっちで辛い」と感じる人もいるかもしれません。また、恋愛でのトラブルに悩むこともあるでしょう。
 
一緒にいる時間が長いからこそ、些細なことで悩んだり、すれ違ったりすることが増えるのかもしれません。
 
人付き合いで悩んでいる人は、以下の記事で紹介しているコミュニケーションのコツを参考にしてみてください。
 
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【中高生向け】わたしって人見知り?原因とコミュニケーションのコツを解説|通信高校生ブログ|明聖高等学校
友達の作り方とは?高校生向けに失敗しないポイントを解説|通信高校生ブログ|明聖高等学校

【7位】家族関係

「家族関係(11位・7.8%)」や「家の経済事情(12位・7.4%)」も、無視できない悩みです。
 
「親と話が合わない」「家庭が居心地悪い」と感じたり、家族の病気や経済的な問題に不安を抱えたり。こうした悩みは、誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまいがちです。

一人で悩んでない?高校生が悩みを相談する相手

高校生は、抱えているさまざまな悩みを誰に相談しているのでしょうか。
 
NHKが2022年におこなった「中学生・高校生の生活と意識調査」の結果から、割合が高い順に高校生の相談相手を並べると以下のようになります。

    ● 友達(42.6%)
    ● 母親(30.2%)
    ● 相談する人はいない(7.9%)

多くの高校生が、身近な友達や母親に悩みを打ち明けていることがわかります。しかし、約8人に1人は「誰にも相談できない」と答えているのが現状です。

もう一人で抱え込まないで。ストレスへの対処法

一人で悩みを抱え込むと、ストレスが大きくなり、心や身体に不調が出ることもあります。無理に我慢せず、自分に合ったストレス対処法を身につけることが大切です。
 
ここでは、今日から実践できる4つの方法をご紹介します。

【対処法1】ストレスの原因をはっきりさせよう

「学校に行こうとするとお腹が痛くなる」「なんだか気分が落ち込む」といった身体や心のサインは、ストレスが原因かもしれません。
 
まずは、何がストレスの原因になっているのかを探してみましょう。もしかしたら、人間関係、勉強、将来への不安など、はっきりした原因が見つかるかもしれません。原因がわかれば、解決策も見つけやすくなります。

【対処法2】悩みの見方を変えてみよう

ストレスの原因を直接解決するのが難しい場合もあります。そんなときは、悩みの「捉え方」を変えるだけで、心が楽になることがあります。
 
例えば、模試の結果に落ち込んでいるなら、こう考えてみましょう。「模試の点数は今の実力を知るためのもの。苦手な部分を見つけて、これからどう勉強するか考えるチャンスだ!」と捉え直せば、気持ちが少し軽くなるはずです。
 
最初は難しく感じるかもしれませんが、意識して考え方を変えるトレーニングを繰り返すと、徐々にストレスを和らげることができます。

【対処法3】信頼できる人に悩みを打ち明けてみよう

誰かに話を聞いてもらうだけでも、心がスッキリすることがあります。
 
友達、家族、学校の先生やカウンセラーなど、安心して話せる人を見つけて、勇気を出して相談してみましょう。
 
「ただ話を聞いてほしいだけ」というときは、事前にそう伝えておくのも良い方法です。

【対処法4】心をリフレッシュする方法を見つけよう

悩みをすぐに解決できなくても、ストレスを溜めないようにすることが大切です。
 
好きな音楽を聴く、体を動かす、ゲームをする、映画を観るなど、自分がリラックスできる時間を意識して作りましょう。
 
日々の生活に自分なりのリフレッシュ法を取り入れることで、心穏やかに過ごせるようになります。

「学校がつらい」と感じたら、新しい選択肢を考えてみませんか?

「今の高校が自分に合わない」「学校に行きたくない」といった悩みは、自分一人で解決するのが難しいかもしれません。無理に頑張ろうとしても、心や身体が疲れてしまうこともあります。
 
そんなとき、「高校選びに失敗した」と後悔する必要はありません。今の高校を辞めずに、新しい環境でやり直す方法はあります。
 
それが、通信制高校への「転入学」「編入学」です。
 
今通っている高校で取得した単位を引き継ぎながら、新しい環境で高校卒業を目指せます。

通信制高校は「多様な学び方」が選べます

通信制高校は、オンラインでの授業や自宅学習を中心に、自分のペースで学べるのが特徴です。
 
「毎日通学するのは難しい」という方は、年間数日程度の登校で卒業できるコース。
「学校で直接学びたい」という方は、全日制高校のように毎日通えるコース。
 
このように、一人ひとりの状況や悩みに合わせて、学び方を選ぶことができます。
 
明聖高校には、さまざまな理由で転入学・編入学してきた生徒がいます。オンラインで学ぶWEBコース、毎日学校に通う全日コース、ITやプログラミングを楽しく学べるITコースなど、多様なコースから自分に合った学び方を選ぶことができます。
 
もし、今の学校生活にストレスを感じているなら、通信制高校という選択肢も視野に入れてみてください。

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