「高校に行きたくない」と悩んでいるとき、将来のことを考えると、不安が増してしまう人もいると思います。特に、高校生の場合は、進学や就職といった進路の悩みがより差し迫って感じられるかもしれません。しかし、無理に復学しようとすると、自分の気持ちをないがしろにしてしまうこともあります。不登校は悪いことではなく必要な期間です。そのうえで、今回は自宅にいてもできることや復学以外の選択肢についてご紹介します。

高校に行きたくないときは無理せず休もう

中学生と違い、高校生は進学や就職に関する不安以外にも、進級できないことに対する危機感を持っている人もいるでしょう。それだけに、登校したくないと感じている自分を「怠けている」と責めてしまったり、「もっと頑張らなければ」と追い込んでしまったりする人もいると思います。しかし、ここで無理をしてしまうと、逆に不登校が長引いてしまうケースや、高校を出てから引きこもりになってしまう恐れもあります。「高校に行きたくない」という感情が湧いてくるのは、心身が疲弊しているサインです。まずは、十分な休息を取ることを大切にしましょう。

不登校中に家にいてもできること

休むことで少し余裕が出てきたときに、「何かしなくちゃいけない」と無理に頑張る必要はありません。しかし、積極的にやりたいことが見つかったり、意欲が湧いたりした場合は、何かに取り組んでみるのもよいでしょう。「意欲は湧いてきたけど何からすればいいのかわからない」という人向けに、ここでは自宅にいても取り組めることの一例をご紹介します。

【例】

  • ・イラスト、ハンドメイド、楽器の演奏など創作活動をしてみる
  • ・興味のあるジャンルの本を読んだり、映画を観たりしてみる
  • ・昼夜が逆転している場合は少しずつ生活リズムを整えてみる
  • ・教科書や市販の参考書を使って自主学習を行う
  • ・家事など家の手伝いをしてみる

復学ではなく転校を検討してみる

心身を休めたことで学校へ行くことを意識し始める人もいると思います。その際、もともと通っていた学校への復帰にこだわる必要はありません。心身が疲れてしまった原因が在籍している学校に関連している場合、転校することで学校への行きづらさが解消される可能性はあります。また、学校へ行く意欲が湧いているのであれば、不登校に対するサポートが充実している学校を選ぶことで、復帰がスムーズになることもあるでしょう。ただ、転校したからといって、必ずしも状況が好転するわけではありません。転校もひとつの選択肢です。家にいる時間を使って、じっくり検討してみるとよいでしょう。

転校に関する詳しい記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

不登校は転校で解決することも。気をつけておきたいポイントとは

明聖高校は不登校経験者に寄り添ったサポート体制が充実

明聖高校は、「基礎学力向上のサポート」と「不登校生徒へのサポート」に強みを持つ高等学校です。毎日学校に通う全日コースや自分のペースで勉強しやすい通信コース、WEBコース、3日制コースなど、さまざまなコースがあり、自分に合った学び方を選ぶことができます。

本校

全日コース

毎日学校に通い、基礎から学力を身に付けることができます。講座(授業)が充実しているだけでなく、学校行事もあり、クラスメイトと高校生活を満喫できます。

全日ITコース

毎日登校し、ゲームプログラミングやロボット制作などIT学習をメインに据えたカリキュラムで学ぶことができます。ITの基礎から学べるため、初心者でも安心です。

通信コース

定期的なレポート提出およびスクーリング出席、年に1回の単位認定試験を通じて卒業を目指すコースです。自分のペースで勉強でき、わからないところはスクーリングの際に先生が丁寧に教えてくれます。

中野キャンパス

全日デザインコース

アナログからデジタルまで、デザインやアートの表現方法、基礎知識を学べます。演習を通してキャラクターデザインなど、表現に必要なスキルが身に付きます。

全日ITコース

「勉強は得意ではないけど、ゲームやパソコンは好き」という人がITスキルをしっかりと身に付けられるコースです。PCの基本操作から学べますので、ゼロから知識を得ることができます。

全日総合コース

1年次に中学校の学習範囲を総復習するため、基礎力に不安がある人でも安心です。学校生活、友人関係、進路に対する不安などに対し、教員が親身になってフォローする体制が整っています。

3日制コース

週に3日登校し、残りの2日間は自由登校という自由度の高いコースです。「通信教育だけでは不安……」「だけど、やりたいことにも時間を割きたい」という思いを両立できるスタイルです。

WEB

WEBコース

インターネット上の動画授業を視聴しながら学習を進め、高校卒業を目指すコースです。登校スクーリングは年4~6日程度で、動画授業はスマートフォンやタブレットなどでいつでもどこでも視聴できるため、柔軟なスタイルで学習できます。WEBコースのコンテンツには、自分だけのオリジナルアバターを作り、ゲーム感覚で勉強ができる「サイバー学習国」と、アバター機能のない「サイバーアカデミー」があります。

明聖高校の不登校サポート体制

段階的な登校をサポート

それぞれの登校できない理由に即して、本人にとって無理のない登校日数・時間を教員と相談しなら決めていきます。一律のルールで縛ってしまうのではなく、個人のペースに寄り添うことを大切にしています。

教員がカウンセリング資格を所持

生徒一人ひとりをサポートしていくうえで専門的な知識は欠かせません。教員は「カウンセリング」「メンタルヘルス」といった専門研修を受講しており、資格も保有しています。

校内にカウンセラーが常駐

校内にカウンセラーが常駐しています。学校生活の不安や悩みは、担任の教員はもちろん、校内のカウンセラーに相談することもできます。

個々に指導する「個別学習室」

集団生活が苦手で、教室で授業を受けるのが困難な生徒のために、少人数体制の「個別学習室」を設置しています。

夜間保護者相談室で家族と連携

保護者を対象に「夜間保護者相談室」を開設しています。ご家族の悩みを一緒に考え、解決していきます。

明聖高校の不登校生徒へのサポート体制について、詳しくはこちらもご覧ください。
不登校生徒へのサポート体制|通信制高校(千葉・中野)|明聖高等学校

【生徒の声】明聖高校に転入して、無理なく高校に行けるようになりました

本校 全日コース

「別の高校に入学しましたが、人間関係がうまくいかず、明聖高校に転入しました。途中から来た私に、先生方やクラスメイトがよい雰囲気を作ってくれ、学校生活にスムーズにとけ込むことができました。現在は友達から勧められた部活動に取り組んでおり、放課後に楽しく活動しています。今はこの仲間と一緒に卒業まで思い切り楽しもうと思っています」

本校 通信コース

「前の高校では入学してすぐに病気を患ってしまい、毎日通えなくなりました。ただ『高校は必ず卒業したい、勉強がしたい』という気持ちが強かったので、明聖高校の通信コースに転入しました。先生方が明るいので、月に2回のスクーリングも楽しみになりました。授業もわかりやすく、レポートでわからなかった部分も丁寧に教えてくれます。進路についても親身にアドバイスしてくれるので、安心して相談しています」