通信制高校に入学するにあたって、「学校生活を楽しく過ごせるのかな?」「友達はできるかな?」と不安に思う人は多いでしょう。登校や授業のスタイルが中学までとは違うため、気がかりなこともあると思います。今回は、通信制高校ならではの魅力や、友達はできるのかといったこと、友達を作るコツについてもご紹介しましょう。

高校生活は楽しい!通信制高校ならではの魅力も紹介

通信制高校では、勉強するための環境はもちろんのこと、全日制高校と同じように行事や部活動も充実しています。ここでは、明聖高校を例に高校生活の魅力をピックアップしてお伝えします。

一年を通して行事が盛りだくさん

明聖高校では、全日制コースを中心に年間の研修・行事予定が盛りだくさんです。9月の明聖祭、10月の体育祭をはじめ、キャンプ研修など校外での活動も盛んです。3日制コースでも参加できる行事が多数あり、学年やコースを超えた交流ができます。行事に参加することで、授業中とは違う友達の一面を見られたり、普段は関わりの少ない人と新たな関係を築けたりと、高校生活がさらに楽しいものになることでしょう。

明聖高校の研修・行事について詳しくはこちらのページもご覧ください。
研修・行事|通信制高校(千葉・中野)|明聖高等学校

部活動がより本格的になる

高校では、中学校と比べて部活動の指導や活動内容がレベルアップします。部活動の種類も多様になるため、自身の興味関心に合ったものを選ぶとよいでしょう。

明聖高校には、野球・サッカー・卓球など定番の運動部に加えて、全国でも数少ないサーフィン部があり、プロ選手として活躍する卒業生も大勢います。また、近年急激な盛り上がりを見せているeスポーツに取り組む、eスポーツ部も活動中です。いずれも高校から始めた初心者が多く、それぞれが同じ目標に向かって和気あいあいと取り組んでいます。

明聖高校の部活動について詳しくは、こちらのページもご覧ください。
部活動|通信制高校(千葉・中野)|明聖高等学校

Webコースなどで学習と自分の時間の両立もできる

通信制高校は、毎日学校に通う「全日制コース」のほか、「3日制コース」、「Webコース」などもあり、一人ひとりに最適な形で学べるのが魅力です。学校外の自主的な活動に取り組んでいる人、また仕事や家庭と並行して学びたい人も通いやすく、自分の時間を大切にしながら高校生活を送ることができます。

明聖高校のWebコースは、「サイバー学習国」で自身のアバターを作り、バーチャルスクールでほかの生徒とコミュニケーションをしながら学習できます。

年間4日程度の登校スクーリングのほかは、動画授業の視聴と確認問題「サイバーチェック」への回答、さらにレポート提出と認定試験で単位修得が可能です。スマートフォンからも気軽にアクセスできるため、学習場所も選びません。

明聖高校のWebコースについて、詳しくはこちらをご覧ください。

WEBコース|通信制高校(千葉・中野)|明聖高等学校

通信制高校でも友達はできる

多くの通信制高校と、中学校や全日制高校との違いのひとつが、学年やクラスがないことです。通信制高校のほとんどは単位制です。選択授業も多いため、出席している生徒が授業によって変わることが多いといえます。そのため、人によっては友達を作るのが難しいと感じるかもしれません。しかし、「友達を作りたい!」と思って行動すれば、通信制高校でも親しい友達を作ることはできます。

明るく思いやりのある人は友達ができやすい

通信制高校に限らず、大学生、社会人であっても、次のような人は友達ができやすい傾向にあります。自分にできることから始めてみる、意識してみるとよいでしょう。

  • ・明るく笑顔の多い人
  • ・あいさつのできる人
  • ・悪口を言わない人
  • ・人の気持ちを考えられ、感謝できる思いやりのある人
  • ・悪い嘘をつかない人

自分らしさを大切にして

友達を作る際には、自分らしさを大切にすることが第一です。「人にどう見られているかが不安」「嫌われてしまったらどうしよう」と思うことは誰にでもあります。しかし、自分の気持ちに嘘をついて、「人に好かれるような自分」を演じたまま友達を作ってしまうと、せっかく友達といるのに窮屈な思いをして楽しめません。

ありのままの自分を受け入れてくれる友達はきっと見つかります。そして、そのような友達と過ごした経験は、一生の宝物になるはずです。

不登校やいじめの経験があっても心配しないで

中学校などで不登校だったり、いじめに遭ったりした人でも、通信制高校で友達を作ることは十分可能です。通信制高校には、そのような経験を持つ人が多く入学してきます。同じ経験をしたからこそ、わかり合えることも多いでしょう。不登校やいじめの経験から自分を卑下せず、前向きに友達を作ろうと思うことが大切です。

無理に友達を作らなくても大丈夫

もし、友達がなかなかできなくても、焦って友達を作る必要はありません。特に、通信制高校では、あえて友達を作らない人も多くいます。

先ほども書いたように、通信制高校にはクラスがなく、教室で人の入れ替わりが激しいため、「休み時間に教室の端で一人取り残される」「自分だけ一緒にお弁当を食べる人がいない」といったことがあまりありません。また、仕事や家事・育児と学習を両立させながら通信制高校に通っている人も多いです。そのような人のなかには「限られた時間のなかで勉強して、高卒資格を取りたいから、友達ができなくても、休憩時間を惜しんで勉強するんだ」と考えている人もいます。

自分のペースで、「本当に気の合う友達が見つかればいいな」くらいの気持ちで、友達を作るようにするとよいでしょう。

通信制高校で友達を見つけやすくする5つの方法

スクーリングが少なく、クラスもほとんどない通信制高校で友達になれそうな人を見つけるためには、ちょっとした工夫も必要です。ここでは、通信制高校で友達を見つけやすくする方法をご紹介しましょう。

スクーリングが多い学校を選ぶ

「週5日登校」「受けたい授業があれば週1日から自由に登校できる」など、スクーリングが多い通信制高校では友達が作りやすいことがあります。また、合宿形式でスクーリングがおこなわれている通信制高校では、何日も朝から晩までともに時間を過ごした仲間と、距離を縮められるでしょう。

将来の夢につながるコースのある学校を選ぶ

通信制高校のなかには、将来の仕事につながる学習ができるコースを設置しているところも多数あります。コースの種類は、「美容」「IT」「保育」「スポーツ」「音楽」「調理」など多岐に渡ります。同じ職業を目指す人とは夢を語り合ったり、資格の取得に向けて励まし合ったりすることで、友達になりやすいでしょう。

被っている授業が多い人を意識してみる

ほとんどの通信制高校では、必修授業以外に多くの選択授業があります。友達を作るときには、そうした選択授業も含めて、一緒に授業を受けることの多い人と近づけるよう、意識してみるのがおすすめです。同じ授業を受けていることが多いと、共通の話題が増え、勉強でわからないところがあるときは教え合うこともできます。なかには、グループワークやゼミ形式など、生徒同士が交流できる授業を取り入れている学校もあるため、積極的に機会を活かしてみるとよいでしょう。

学校行事に参加する

通信制高校によっては、学校行事に参加できることもあります。遠足、文化祭、体育祭、ボランティア活動など、行事の種類は学校によってさまざまです。なかには、修学旅行に参加できる通信制高校もあります。楽しい時間を共有できた人たちとは、友達にもなりやすいでしょう。

部活動をする

部活動のある通信制高校も多く見られます。部活動の種類は、体育系ではサッカー、硬式野球、バスケットボールなど、文化系では吹奏楽、写真、イラストなど。部員同士で共通の趣味の話が盛り上がるだけでなく、互いに切磋琢磨したり、励まし合ったりできます。

通信制高校の外でも友達は作れる

選択したコースによっては、ほかの生徒と会う機会が少なく、思うように友達を作れない場合もあります。高校ではうまく友達が作れないと感じたら、学校外に目を向けてみましょう。

サポート校

サポート校とは、通信制高校に在籍している生徒が、3年間で卒業ができるように学習をサポートしてくれる教育施設です。スクーリングのない日でも定期的に会える同級生がいるため、友達を作りやすいといえます。

アルバイト

スクーリング時数が少ない通信制高校の場合は、自由に使える時間が多いため、アルバイトをしやすいのが特徴です。全日制高校の生徒と比べ、働ける日数が多く、時間も長いので、アルバイト仲間と接する機会が多くあります。仕事というチームワークのなかで、友情をはぐくむことができるでしょう。

習い事・クラブ

自由に使える時間を活かして習い事やクラブに参加すると、同じ趣味や目標を持った仲間と出会えます。ピアノなどの音楽レッスン、ダンスや英会話、地元のスポーツクラブなどで、自身のスキルを高めながら一緒に切磋琢磨する友達を作りましょう。