文化祭(学校祭)は、行事のなかでも盛り上がるイベントの1つです。思い出になるよう、力を入れて取り組みたい高校生も多いでしょう。

本記事では、文化祭を盛り上げるための企画例を30選紹介します。クラスの出し物で悩んでいる高校生は、アイデアを参考にしてみてください。

食べ物のお店

高校によっては、食べ物系のお店を出店できるところもあるでしょう。食べ物のお店なら、年齢問わずさまざまな人が訪れやすいため、盛り上がること間違いなしです。
 
文化祭でよく出店される以下のお店について、特徴を解説します。

  • ・カレーライス
  • ・焼きそば
  • ・たこ焼き
  • ・フランクフルト
  • ・焼き鳥
  • ・フライドポテト
  • ・クレープ
  • ・ベビーカステラ
  • ・かき氷
  • ・トロピカルジュース

カレーライス

お昼にがっつり食べたいという人に人気のカレーライス。調理にやや手間はかかりますが、それほど難易度は高くありません。他のメニューも食べられるよう普通盛り以下に量を調節することで、価格を抑えることも可能です。

焼きそば

焼きそばはお祭りの定番で、年齢問わず人気のあるメニューです。ホットプレートを使っても簡単に作れるため、難易度は低めです。鉄板を借りれる場合は、挑戦してみるのもおもしろいでしょう。

たこ焼き

たこ焼きは食べ歩きできるメニューとして人気があります。上手に焼くためには練習が必要なので、難易度は焼きそばやカレーライスよりも少し高めです。たこ焼き器が借りられるかどうかも含めて確認してからメニューを決めましょう。

フランクフルト

フランクフルトも食べ歩きで人気のメニューです。一度茹でてからホットプレートや鉄板で焼くことで、しっかりと火を通した状態でお客さまに提供できます。フランクフルト自体は既製品なので、難易度は低めです。

焼き鳥

焼き鳥は、焼き鳥焼き器が必須となるため、道具のレンタルが可能か下調べが必要です。炭を使う場合は、火起こしが必要となるため準備に手間がかかります。そのため、実際に販売するまでの難易度は高めです。しっかりと火を通さないと食中毒になるため、丁寧な調理を心がけましょう。

フライドポテト

フライドポテトは、おやつとしても人気のメニューです。調理方法自体は簡単ですが、油を扱う調理は危険がともなうことを考慮すると、難易度は中程度といえます。フライヤーをレンタルできると簡単に調理可能です。調理器具を持ち寄る場合は、カセットコンロよりもIHクッキングヒーターの方が安全性が高くおすすめです。

クレープ

クレープは味わうだけでなく、写真に撮って「映え」を楽しむなど、お祭りで人気のメニューです。生地はホットプレートでも焼けるので、比較的簡単に調理できます。トッピングに工夫を凝らせば、盛り上がること間違いなし!デザートとしてだけでなく、食事系のメニューも展開できるのが魅力です。

ベビーカステラ

ベビーカステラは、手軽にできるデザートのひとつです。専用の焼き器もありますが、たこ焼き器でも代用できます。チョコレートや紅茶の茶葉など、さまざまなフレーバーを楽しめるのも魅力です。たこ焼き同様、上手にひっくり返せるようになるまで少し練習が必要なため、難易度は中程度といえます。

かき氷

お祭りの定番であるかき氷は、氷を調達できれば比較的簡単に提供できるメニューです。暑い時期に文化祭がおこなわれるなら、ぜひ挑戦したいところです。かき氷のシロップを用意する場合、トロピカルジュースもメニューに加えるとよいでしょう。

トロピカルジュース

トロピカルジュースは、簡単に作れる人気メニューです。飲み物系は時間を問わずお客さまが訪れるので、繁盛するでしょう。かき氷シロップやフルーツ缶詰のシロップを使って作成します。冷凍フルーツを添えれば、写真映えするおしゃれなドリンクにもできます。

教室でできるアトラクション系企画

教室でできる代表的なアトラクション系企画は、以下の2つです。

  • ・ジェットコースター
  • ・コーヒーカップ

ジェットコースター

高校の文化祭では、ジェットコースターを作成する例が多く見られます。木材でレールを作り、トロッコのような箱にタイヤを取り付けて滑らせるイメージです。単純にジェットコースターとして運用してもおもしろいですし、お化け屋敷風といったコンセプトを加えるとより楽しめるでしょう。

コーヒーカップ

コーヒーカップも高校の文化祭でよく見られる企画です。YouTubeで制作方法を紹介した動画があるので、参考にしてみるとよいでしょう。木材や塩化ビニル管など、複数の材料と労力が必要であるため、準備期間を踏まえて検討してみるのがおすすめです。

教室でできる参加型企画

お客さまが参加型で楽しめる企画を5つ紹介します。

  • ・お化け屋敷
  • ・巨大迷路
  • ・謎解き
  • ・脱出ゲーム
  • ・縁日系のお店

お化け屋敷

お化け屋敷は、高校の文化祭でも指折りの人気を誇る企画です。学校にある遮光カーテンや段ボールなどを使って作成できるので、木材を使用するアトラクションと比べると材料費がそこまでかかりません。ホラー系の漫画や映画を参考にすると、怖さが引き立つお化け屋敷を作成できるでしょう。

巨大迷路

教室全体を巨大迷路にして、お客さまに楽しんでもらう企画もあります。難しければよいというわけでなく、適度に楽しみながらゴールにたどり着けるようにすることで、滞りなく運営できるはずです。先が見通せない構造にすることで「迷う」楽しみを味わえるでしょう。

謎解き

謎解きは、教室内で謎を解き、お客さまに達成感を味わってもらう企画です。脱出ゲームと組み合わせておこなわれることもありますが、謎解き単体でも運営できます。クリアできたら記念品を渡すなどのイベントがあると、より盛り上がるでしょう。

脱出ゲーム

脱出ゲームは、制限時間内で謎解きをクリアしながら教室を脱出する方法を導き出す企画です。お客さまに楽しんでもらうためには、綿密なシナリオが重要です。最近では脱出ゲーム用のシナリオが販売されているので、参考にしてみるとよいでしょう。

縁日系のお店

教室内で、ヨーヨー釣りや射的、輪投げといった縁日系のお店をいくつか設置し、楽しんでもらう企画です。誰でも入りやすく気軽に楽しめるので、盛り上がるでしょう。準備も難しくないので、準備期間が短い場合におすすめです。

教室で楽しめるその他の企画

教室で楽しめる企画には、以下もあります。

  • ・フォトスポット
  • ・映画

フォトスポット

フォトスポットは、写真映えするバルーンゲートやオブジェを設置し、お客さまに写真撮影を楽しんでもらう企画です。文化祭に訪れた記念として形に残るので、盛り上がるでしょう。インターネットで検索すると、さまざまなアイデアが出てくるので、参考にしてみてください。

映画

映画は、準備期間中に撮影しておき、当日は教室を映画館に装飾して放映する企画です。脚本やキャストの準備、撮影と準備期間中は忙しくなりますが、当日は店番と放映、宣伝だけで済みます。お客さまに文化祭全体を楽しんでもらえるよう、15~20分程度の長さで制作できるとよいでしょう。

展示系の企画

高校によっては展示系の企画のみと指定されているケースもあるでしょう。以下の4つは、代表的な展示企画です。

  • ・モザイクアート
  • ・バルーンアート
  • ・段ボールアート
  • ・ピタゴラ装置

モザイクアート

モザイクアートとは、色紙や写真をタイルのように切り、貼り合わせることでひとつのアートとして成立する展示です。作り方は調べれば出てくるので、難易度は高くありません。

バルーンアート

バルーンアートは、風船を組み合わせてゲートやキャラクターを生み出す立体的なアート展示です。カラフルでファンシーな風船は写真映えするので、フォトスポットと兼ねても盛り上がるでしょう。

段ボールアート

段ボールアートは、段ボールを組み合わせてロボットやキャラクター、家などを作成する展示です。クラスでひとつの大きな作品を作る、あるいはグループに分けていくつかの作品を作るというように、臨機応変に挑戦できる魅力があります。

ピタゴラ装置

ピタゴラ装置は、木材や段ボールなどさまざまな材料を使った、からくり装置です。お客さまも触って楽しめる体験型の展示であるため、人気を集めやすいといえます。からくりを考えるのは大変ですが、完成したときの達成感は味わい深いものになるでしょう。

ステージ企画

ステージ企画では、6つの代表的な企画があります。

  • ・コンテスト系イベント
  • ・ダンス
  • ・カラオケ
  • ・バンド演奏
  • ・演劇・ミュージカル
  • ・合唱

コンテスト系イベント

コンテスト系イベントは、投票システムを採用すると、出場者だけでなく観覧者も楽しめる企画です。コンテストのアイデアは、以下を参考にしてみてください。

  • ・女装・男装コンテスト
  • ・クラスTシャツコンテスト
  • ・のど自慢

ダンス

出場したい人を募って、ダンスパフォーマンスを発表する場を設けても盛り上がります。ダンスコンテストとして、コンテストと合体して実施してもおもしろいでしょう。

カラオケ

機材を借りられれば、カラオケ大会を開催してもおもしろいでしょう。機材があれば、来場者が飛び入りで参加することも可能です。カラオケコンテストとして実施しても盛り上がります。

バンド演奏

バント演奏も盛り上がるパフォーマンスのひとつです。軽音楽部だけでなく、有志で参加を募ってみるのもおもしろいでしょう。

演劇・ミュージカル

演劇・ミュージカルは、クラス対抗イベントとして実施している高校もあるのではないでしょうか。準備に時間はかかりますが、思い出に残る企画として人気です。ロミオとジュリエット』や『美女と野獣』のような有名作品が定番ですが、最近ではアニメを題材にした演目も人気です。

合唱

合唱は、演劇やミュージカルに比べて準備が難しくありませんが、クオリティが求められるためクラスの練度が試されます。『春に』や『手紙~拝啓 十五の君へ~』など定番の合唱曲も人気ですが、流行曲を取り入れても盛り上がるでしょう。

文化祭(学校祭)の企画を盛り上げるポイント

文化祭(学校祭)の企画を盛り上げるポイントは、以下の3つです。

  • ・クラス企画はみんなで協力する
  • ・宣伝に力を入れる
  • ・思いっきり楽しむ!

文化祭は、企画を決めてからが力の入れどころです。ポイントを抑えて、クラスみんなで楽しみましょう。

クラス企画はみんなで協力する

文化祭の企画は、自分だけのものではありません。クラスみんなで協力して取り組むからこそ、達成感を味わえるのです。そのため、さまざまな意見を聞き、よいところを取り入れながら進めていく必要があります。
 
普段話さないクラスメイトとも話すチャンスです。話し合いに参加しにくい雰囲気にならないよう、内向的なクラスメイトにも積極的に話しかけるとよいでしょう。

宣伝に力を入れる

文化祭当日、たくさんの人に来てもらうためには、宣伝に力を入れることが大切です。校内では、チラシを配布しポスターを貼るなどして、積極的に宣伝しましょう。
 
最近では、SNS上で宣伝するケースもあるようです。学校によっては禁止されていることもあるので、学校のルールを守りながら取り組みましょう。

思いっきり楽しむ!

文化祭は、普段とは違う取り組みで溢れるため、自分の提案が通らないことやトラブルが発生することもあります。さまざまな出来事を通して、最後まで楽しむことが大切です。
 
クラス単位のステージ発表は、恥ずかしがっていると盛り上がりません。思いっきり楽しみながら、やり切ることを心がけましょう。

通信制高校にも文化祭はある?明聖高校の文化祭を紹介

全日制高校よりも登校日数が少ない通信制高校ですが、文化祭がある学校もあります。明聖高校でも毎年文化祭をおこなっており、生徒たちは大変盛り上がっています。
 
2023年は、カフェをはじめとする飲食系の模擬店やコーヒーカップ系のアトラクション、縁日など、各団体の個性が発揮されました。
 


 
明聖高校の文化祭の様子は、公式Instagramで紹介しているので、ぜひご覧ください。以下の記事では、文化祭以外の通信制高校の行事を紹介しているので、読んでみてください。

文化祭や体育祭はあるの?参加は自由?通信制高校の行事を知ろう