通信制高校では、ゲーム制作について学べるコースが用意されている学校もあります。プログラミングについて学べる通信制高校は、将来ゲームを作る仕事がしたいという方に適した環境だといえるでしょう。また、ゲーム制作だけでなく、なかにはeスポーツの部活動に力を入れている通信制高校も存在します。
今回は、ゲーム制作に関して通信制高校で学べることや、その後の進路について解説していきます。
ゲーム制作のために学ぶべきこと
まず、ゲーム制作のために身に着ける必要のあるスキルについて解説します。
プログラミングスキル
ゲーム制作において、まず求められるのはプログラミングの能力です。ゲームは、プログラムに基づいて動いています。ごく単純な動作のみをおこなうだけのゲームであれば、プログラミングせずともゲームエンジンの操作だけで実装できますが、しっかりとしたゲームを作るなら、プログラミングは欠かせません。
なお、ゲーム開発においては、「C#」「Java」「Swift」などの言語が使われていることが多いです。
ゲームエンジンの知識
単にプログラミングができるだけでは、ゲームの開発知識としては不十分です。ゲームを制作する際は、基本的にゲームエンジンを使用します。ゲームエンジンとは、ゲーム開発をスムーズにおこなうために作られたツールのことを指します。ゲームにおいては、キャラクターの移動やマップの情報など、多くのゲームで共通して必要な設定があります。それら一つ一つをゲームごとにプログラミングしていては非効率なため、よく使うシステムをまとめて用意してくれているのが、ゲームエンジンです。このゲームエンジンを使うことで、一からプログラミングするよりも圧倒的に簡単かつスムーズにゲームを作ることができるのです。
よって、ゲーム制作においてゲームエンジンの知識もなくてはならない要素です。主に使われているゲームエンジンは、「Unity」「Unreal Engine」などがあります。
通信制高校でゲーム制作のために学べることとは
ここからは、ゲーム制作に関して、通信制高校で学べることについて紹介していきます。通信制高校の一例として、明聖高校の事例を交えてお伝えします。
パソコンの基本操作
明聖高校の全日ITコースでは、1年次にまずパソコンの基本操作や「Microsoft Office」の使い方などを学びます。初歩的なところから教えるため、ITに関する知識がなくても問題ありません。基礎的な知識を身に着けたら、簡単なゲームの制作やロボットを用いた実習などを通してプログラミングを学んでいきます。
明聖高校のカリキュラムについて興味のある方は、こちらをご覧ください。
千葉本校-全日ITコース
中野キャンパス-全日ITコース
プログラミング
2、3年次になると、ゲームプログラミングについての実践的な授業がおこなわれます。明聖高校の全日ITコースでは、IT業界で活躍するプロの講師陣による授業を受けることができます。
なお、2022年度から高校でのプログラミング教育が必修となります。プログラミング教育はITの知識を身に着けられるだけでなく、問題解決能力を高めることにもつながる授業です。プログラミングは、現代を生きるために必要なスキルのひとつになっているといえるでしょう。
高校でのプログラミング教育の必修化の目的や影響について知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。
2022年度から高校のプログラミング教育が必修に!背景や授業例を紹介
Unityなどのゲームエンジンの使い方
明聖高校の全日ITコースでは、UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンの操作方法について学ぶ時間も用意されています。プログラミングのみならず、ゲームエンジンの使い方も教えてくれるので、ゲーム制作について体系的に学べます。
ゲームは制作だけじゃない!プロ選手もいるeスポーツにも参加できる
ゲームを作りたいというより、本気でプロゲーマーになりたいと考えている方もいるでしょう。eスポーツ市場は年々規模が大きくなっており、eスポーツへの注目度は日に日に高まっています。明聖高校にはeスポーツ部があり、本校と中野キャンパスそれぞれで活動しています。
中野キャンパスeスポーツ部3年生チーム「なかのんズ」は第3回全国高校生eスポーツ選手権「ロケットリーグの部」に参加し、全国16位という好成績を収めました。今後も活躍が期待されている部活です。
明聖高校なら、ゲーム制作の勉強をしながら部活でeスポーツに参加するという高校生活を送れます。
eスポーツ部の活動について、詳しくはこちらをご覧ください。
プロ選手も夢じゃない!eスポーツの盛り上がりと明聖高校eスポーツ部を紹介
通信制高校でゲームを学んだあとの進路とは
ゲーム制作について通信制高校で学んだあとの進路としては、より詳しくゲーム制作について学べる専門学校への進学や、情報系や工業系の大学への進学などが考えられます。高校でゲームについて学び、大学でもゲーム制作が学べるところに進学したいのであれば、情報系・工業系の大学への進学実績などを参考に高校選びをすることをおすすめします。
ゲーム制作について学んでいくうちに、興味がほかの対象に移ることもあるでしょう。明聖高校では、年度の変わり目にコースを変更することができます。
もちろん、一般の大学に指定校推薦などでの進学もできます。
進路について詳しくはこちらをご覧ください。
進路指導|通信制高校(千葉・中野)|明聖高等学校
まとめ
ゲーム制作をはじめとしたプログラミングのスキルは、高校でのプログラミング教育の必修化の影響もあり、近年特に注目を集めています。一方で、プログラミングのスキルを身に着けられるか不安に思っている方も多いでしょう。学校によって授業の内容も異なるため、学校のカリキュラムを比較したうえで、自分に合った学校を選ぶことをおすすめします。
明聖高校ではパソコンの基礎からゲーム制作の実践まで幅広く教えており、ゲームについてどんどん深掘りして自習を進めることができます。将来ゲーム制作に携わりたいと考えている方は、明聖高校で学ぶことを検討してみてはいかがでしょうか。
参考URL:
千葉本校-全日ITコース|通信制高校(千葉・中野)|明聖高等学校
中野キャンパス-全日ITコース|通信制高校(千葉・中野)|明聖高等学校
進路指導|通信制高校(千葉・中野)|明聖高等学校
2022年度から高校のプログラミング教育が必修に!背景や授業例を紹介 | 通信高校生ブログ
プロ選手も夢じゃない!eスポーツの盛り上がりと明聖高校eスポーツ部を紹介 | 通信高校生ブログ
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