【中学生向け】高校のオープンキャンパス（オープンスクール）とは？参加前に知っておきたいことも解説

学校の選び方

高校のオープンキャンパス（オープンスクール）に参加する予定の中学生のなかには、参加する際の一般的なルールやマナーを知り、準備しておきたい方もいるのではないでしょうか。
しっかり用意ができていると、当日も不安なくオープンキャンパスに集中できるはずです。

本記事では、高校のオープンキャンパスでおこなわれることや事前に知っておきたいポイントについて解説します。準備を整えて、安心して当日を迎えましょう。

高校のオープンキャンパス（オープンスクール）とは｜学校の様子がわかるイベント

高校のオープンキャンパス（オープンスクール）とは、高校進学を目指す中学生が実際の授業を体験したり、学校の説明を受けたりするイベントです。学校説明会や見学会、あるいはオープンスクールと呼ばれることもあります。

行ってみたい高校のオープンキャンパスには積極的に参加し、イメージと違いがないか、進学後も通い続けられるかどうかをチェックしてみるとよいでしょう。

高校のオープンキャンパス（オープンスクール）では何をするの？

オープンキャンパスは、大きく次の5つのプログラムで構成されます。

・学校・入試説明
・校内見学ツアー
・授業体験
・部活動体験
・個別相談

1日日程の場合もあれば、2日日程で開催されることもあり、詳細は高校によって異なります。
ひとつずつ解説するので、気になるプログラムをチェックしてみてください。

学校・入試説明

学校・入試説明では、学校の教育方針やカリキュラム、1年間の行事予定などを説明してくれます。入試について説明してくれる高校もあり、受験のイメージを明確にできます。

一般的には、高校が作った学校説明動画を見ることが多いようです。

校内見学ツアー

高校によっては、校内を実際に見て回る校内見学ツアーの時間が設けられる場合もあります。実際に校舎を見て回ると、進学後の生活をイメージしやすくなります。

授業体験

高校によっては、実際におこなっている授業を体験させてもらえる時間が設けられている場合もあります。
いくつかの教科のなかから選べることもあるので、興味があるものを選んでみましょう。

明聖高校でも毎年オープンキャンパスをおこなっており、デザイン実習やゲームプログラミング、映像演習、通常授業のなかから選べるようになっています。

部活動体験

部活動体験を設けている高校もあります。部活動で高校を選びたい中学生にとっては、実際に体験して進学先を検討できるチャンスです。

高校によって異なりますが、オープンキャンパスの最後に部活動体験が実施され、各部活動の体験プログラムが終了後解散となることもあるようです。

部活動体験に参加する場合は、事前に必要な持ち物を調べておくとよいでしょう。

個別相談

個別で気になることを相談できるブースや時間が設けられていることもあります。特に、通信制高校ではプログラムに組み込まれていることが多くなっています。

高校に通ううえで心配なことを事前に相談し、解決しておくことで、安心して受験にのぞめるはずです。

高校のオープンキャンパス（オープンスクール）は参加しておくとメリットがある！

高校のオープンキャンパス（オープンスクール）に参加すると、次の4つのメリットを得られます。

高校の雰囲気を肌で感じられる
通いやすさがわかる
事前に不安や心配を解消できる
入学前に友達ができることもある

「オープンキャンパスって行かなきゃダメなの？」と思っている中学生は、ぜひメリットを読んでみてください。

高校の雰囲気を肌で感じられる

オープンキャンパスは、普段なかなか足を踏み入れられない高校の内部に入るチャンスです。実際に校舎のなかに入ってみると、学校の雰囲気を肌で感じられます。

イメージと違う点や新たな魅力が見つかるなど、発見もあるでしょう。
オープンキャンパスで実際に学校を見てから志望校が変わったというケースも少なくありません。オープンキャンパスは、それくらい受験に影響を与えるイベントだといえます。

通いやすさがわかる

オープンキャンパス当日、自宅から高校に行ってみることで、通いやすさを事前に把握できます。

中学校のときに大変な思いをして通っていたという場合、通いやすさは高校卒業を目指すうえで重要なポイントです。卒業まで毎日通い続けられるかどうかをチェックしておくとよいでしょう。

事前に不安や心配を解消できる

高校のオープンキャンパスでは、相談会が開かれることがあります。

高校進学にあたって不安や心配事がある場合、先生方に事前に相談できるため、解消できる可能性があるわけです。先生方と話しておくと、高校に入学してからも「知っている先生がいる」と思えて安心できます。

特に通信制高校の場合、卒業まで頑張れるかどうか不安な中学生も多いはずです。先生方は真摯にみなさんの悩みに寄り添ってくれるので、思い切って相談してみましょう。

入学前に友達ができることもある

オープンキャンパスに参加している他校の中学生と友達になれる可能性があります。進学前に友達ができると「友達と同じ高校に通いたい」と、受験のモチベーションにつながります。

もしチャンスがあれば、積極的に他の参加者にも話しかけてみるとよいでしょう。

高校のオープンキャンパス（オープンスクール）に参加する前に知っておきたいこと

高校のオープンキャンパス（オープンスクール）に参加する前に、事前に知っておいたほうがよいルールとマナーを5つ解説します。

実施時期は学校によって異なる
事前予約が必要な高校もある
服装は制服・私服どちらでもよい
保護者と一緒に参加する中学生が多い
欠席は連絡したほうがよい【事前予約済みの場合】

知っておくと安心してオープンキャンパスに参加できるので、チェックしてみてください。

実施時期は学校によって異なる

オープンキャンパスの実施時期は、学校によって異なります。大体、7月以降に開催されるのが一般的です。

明聖高校でも、例年7月以降にスケジュールされていることが多くなっています。オープンキャンパスを逃したくない場合は、新学期を迎えたあと早めに高校の公式ホームページをチェックしてみましょう。

事前予約が必要な高校もある

オープンキャンパスの参加にあたって、事前に予約が必要な高校もあります。中学校で参加者を取りまとめるケースもありますが、最近は高校の公式ホームページから自分で予約するケースもあるようです。

事前予約が必要な場合、予約締切があるので逃さないよう注意しましょう。

服装は制服・私服どちらでもよい

高校によって指定されていることもありますが、オープンキャンパスに参加する際の服装は、制服・私服どちらでもよいことになっています。
ただし、制服を着てくる中学生が多いので、目立ちたくない場合や迷う場合は制服を着るのが無難です。
私服で参加する際は、過度に華美なもの、露出が多いものは避け、場面に合わせて適切な服装を選びましょう。

オープンキャンパスでは、説明会の資料が配られることがあるので、A4サイズの書類や筆記用具、上履きが入る大きめのカバンも用意しておくと安心です。

保護者と一緒に参加する中学生が多い

高校のオープンキャンパスは、保護者の同伴が決まりではないものの、一緒に参加するのが一般的です。

保護者向けの説明会や個別相談会もあるので、オープンキャンパス中ずっと保護者と行動するわけではありません。
進学先を決めるにあたり、保護者も高校の様子を見ておいたほうがよいため、なるべく一緒に参加するとよいでしょう。

欠席は連絡したほうがよい【事前予約済みの場合】

事前予約制のオープンキャンパスで当日やむを得ない事情があって欠席する場合、高校に欠席する旨を連絡したほうがよいでしょう。高校側は事前にオープンキャンパスの参加者名簿を作成しており、出席を確認しているためです。

高校に「事故があったのではないか」と心配をかけることにもなるので、欠席が決まったら早めに連絡しましょう。