2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップでは、日本代表が大活躍し、日本中が熱狂しました。当時、中継を見ていて、ラグビーに挑戦してみたいと思った人もいるのではないでしょうか。千葉県には、ラグビー部がある高校がいくつもあります。ラグビーに興味を持っているなら、ラグビー部のある高校を目指してみるのもひとつの手です。
本記事では、ラグビー部がある千葉県の高校と明聖高校のラグビー部の活動を紹介します。
ワールドカップで火がついた!高校ラグビーの魅力
2019年におこなわれた第9回ラグビーワールドカップでは、日本代表が史上初のベスト8入りを果たし、大いに盛り上がりました。日本で開催されたこと、強豪イングランドやアイルランドを勝ち破ったことから、大きな関心を集めたのです。
ここでは、人気上昇中のラグビーの魅力について、以下3つの視点から解説します。
- ・ワールドカップの軌跡
- ・高校ラグビーの3つの大会
- ・合同チームと7人制ラグビー
ラグビー人気上昇中!ワールドカップの軌跡
ラグビー人気が上昇した背景には、2015年から2023年に開催されたワールドカップがあります。過去3回のワールドカップの軌跡を振り返ってみましょう。
開催年 | ポイント |
---|---|
2015年 | ・南アフリカに歴史的勝利を収める ・ワールドカップで初めて、一次リーグ3勝を収める ・五郎丸ポーズが大流行する |
2019年 | ・史上初決勝トーナメントへ進出 ・アジア初のベスト8に進出 ・強豪イングランドやアイルランドを破る |
2023年 | ・2勝2敗で決勝トーナメントを逃す |
2015年までは、決勝トーナメントの前の一次リーグで1勝を上げるのが限界でした。ところが2015年以降は、日本代表チームが、強豪チームに勝ったりベスト8を記録したりと大躍進を見せています。
こうした日本代表の活躍もあって、ラグビーは子どもたちからの人気が高まっています。
目指せ花園!高校ラグビーの3つの大会
高校ラグビーは、以下のように大きな大会が3つあり、1年中楽しめる競技です。
- ・春の高校ラグビー(3月末~4月頭)
- ・夏の7人制大会(7月中旬)
- ・冬の花園(12月末~1月頭)
もっとも大きな大会は「冬の花園」と呼ばれる全国高等学校ラグビーフットボール大会です。高校ラグビーの頂点は花園での優勝であり、大きな目標として掲げられます。
15人そろわなくても大会に出られる!合同チームと7人制ラグビー
ラグビーは本来15人ひとチームでおこなう競技ですが、15人そろわなくてもできる7人制ラグビーがあります。三大大会の1つに夏の7人制大会があるように、通常のラグビーと同じように盛り上がる競技です。
さらに、高校ラグビーでは、2023年度から合同チームも全国大会(花園)に出場できるようになりました。
少子化の影響で高校ラグビーの競技人口は減っていますが、7人制ラグビーや合同チームの参入によって、十分競技を楽しめる環境となっています。
ラグビー部がある千葉県の高校一覧
千葉県でラグビー部がある高校は、以下のとおりです。(2024年1月時点)
区分 | 学校名 |
---|---|
私立 | 市川高等学校 |
私立 | 芝浦工業大学柏高等学校 |
私立 | 渋谷教育学園幕張高等学校 |
私立 | 昭和学院秀英高等学校 |
私立 | 専修大学松戸高等学校 |
私立 | 千葉経済大学附属高等学校 |
私立 | 千葉日本大学第一高等学校 |
私立 | 千葉明徳高等学校 |
私立 | 東海大学付属浦安高等学校 |
私立 | 東京学館高等学校 |
私立 | 東京学館浦安高等学校 |
私立 | 東邦大学付属東邦高等学校 |
私立 | 日本体育大学柏高等学校 |
私立 | 日本大学習志野高等学校 |
私立 | 八千代松陰高等学校 |
私立 | 流通経済大学付属柏高等学校 |
私立 | 麗澤高等学校 |
私立 | 明聖高等学校 |
公立 | 千葉県立我孫子高等学校 |
公立 | 千葉県立磯辺高等学校 |
公立 | 千葉県立柏高等学校 |
公立 | 千葉県立柏中央高等学校 |
公立 | 千葉県立鎌ヶ谷高等学校 |
公立 | 千葉県立検見川高等学校 |
公立 | 千葉県立小金高等学校 |
公立 | 千葉県立佐倉高等学校 |
公立 | 千葉県立千葉高等学校 |
公立 | 千葉県立千葉北高等学校 |
公立 | 千葉県立千葉工業高等学校 |
公立 | 千葉県立千葉東高等学校 |
公立 | 千葉県立千葉南高等学校 |
公立 | 千葉県立流山おおたかの森高等学校 |
公立 | 千葉県立幕張総合高等学校 |
公立 | 千葉市立稲毛高等学校 |
公立 | 銚子市立銚子高等学校 |
公立 | 船橋市立船橋高等学校 |
公立 | 松戸市立松戸高等学校 |
このなかで、花園に向けて県大会ベスト8に進出した学校を紹介します。
千葉県で15人制ラグビーが強い高校【県大会ベスト8】
15人制ラグビーで千葉県大会ベスト8に進出した高校は、以下のとおりです。
▼第103回全国高等学校ラグビーフットボール大会 千葉県予選ベスト8
- ・流通経済大学付属柏高等学校
- ・専修大学松戸高等学校
- ・東海大学付属浦安高等学校
- ・八千代松陰高等学校
- ・千葉県立千葉南高等学校
- ・芝浦工業大学柏高等学校
- ・東京学館浦安高等学校
- ・千葉県立千葉東高等学校
第103回の千葉県大会では、流通経済大学付属柏高等学校が29連覇を果たし、花園への切符を手にしました。千葉県では流通経済大学付属柏高等学校が長きにわたり花園常連となっており、一強の状態です。
千葉県で7人制ラグビーが強い高校【県大会ベスト8】
7人制ラグビーで県大会ベスト8に進出した高校は、以下のとおりです。
▼第10回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会 千葉県予選ベスト8
- ・流通経済大学付属柏高等学校
- ・専修大学松戸高等学校
- ・東海大学付属浦安高等学校
- ・八千代松陰高等学校
- ・芝浦工業大学柏高等学校
- ・東京学館浦安高等学校
- ・千葉県立千葉東高等学校
- ・千葉県立検見川高等学校
7人制ラグビーの結果も15人制ラグビーと大きく変わらないものの、千葉県立検見川高等学校が入っている点が異なります。どちらも流通経済大学付属柏高等学校が強いことがわかります。
千葉県の通信制で唯一ラグビー部がある明聖高校
明聖高校は、千葉県の通信制高校のなかで唯一ラグビー部がある高校です。通信制高校に通いながらラグビー部で頑張りたい人は、ぜひ選択肢の1つとして考えてみてください。
ここでは、明聖高校ラグビー部について紹介します。
普段の活動
明聖高校ラグビー部は、大会に向けて普段から練習に励んでいます。明聖高校のラグビー部は、明聖高校の生徒だけでなく、他校や外部のメンバーも積極的に受け入れています。ときには、OBを招いて試合をするなど、実践的な練習を重ねているのです。
遠征活動も積極的におこなっており、関東だけでなく関西にも足を運んでいます。さまざまなチームと関わることで、技術向上を目指します。
大会実績
関東合同大会3位
明聖高校は、県立千葉・千葉明徳・東邦大東邦と共に合同チームを組み、千葉県合同大会を制し、千葉県代表として関東合同大会に出場しました。
初戦は開催県である優勝候補の神奈川県代表。0対0でロスタイムに入り、最後にトライを奪いコンバージョンキックも成功、これが決勝点となりました。
2回戦は茨城県代表、プラン通りゴール前にボールを運ぶも、精度の高いDFと鋭いタックルに苦しめられスコアできず、0対19で敗退。
3位決定戦に回り、大きくて走力のある山梨代表と対戦。千葉県が誇る展開ラグビーと前に出るDFが優位となり、31対19で見事勝利。
関東大会3位で大会終了しました。
7人制ラグビーの大会である第10回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会千葉県予選では、単独チームとして参加を果たしています。
2023年度は、公式戦初トライを達成するなど、明聖高校ラグビー部史に刻まれる歴史的大会となりました。
魅力は「学校を超えて一人ひとりが活躍できること」
明聖高校ラグビー部の魅力は、学校を超えて一人ひとりが活躍できることです。前述したとおり、明聖高校では他校や外部のメンバーを積極的に受け入れ、地域のクラブチームとして活動しています。純粋にラグビーを頑張りたいメンバーが集まるため、高いモチベーションを維持しながら練習に取り組めます。
さらに、少人数ということもあって、一人ひとりが試合や大会で活躍できる点も部員が多い高校にはない魅力です。
高校生活はラグビーを頑張りたいという人は、中学生を対象に実施しているラグビー体験会や日頃の練習に一度足を運んでみてください。
▼詳しい情報はこちらから
明聖高校ラグビー部「RED BARBARIANS」公式Instagram
まとめ
ラグビーワールドカップをきっかけに盛り上がりを見せるラグビーは、子どもからの人気が高まっています。千葉県にはラグビー部のある高校が多数あるため、高校からラグビーに挑戦したい人は、いろいろな学校を調べてみましょう。明聖高校ラグビー部では、ラグビーに興味がある小中学生の見学を受け入れているので、気軽に見に来てみてください。
参考URL:
ラグビーワールドカップ2019 日本大会の軌跡とレガシー|文部科学省
高校ラグビー|全国高等学校体育連盟 ラグビー専門部公式サイト
(千葉本校)ニュース&お知らせ|明聖高校公式サイト
明聖高校公式Instagram
明聖高校ラグビー部「RED BARBARIANS」公式Instagram
明聖高等学校は、千葉・中野にキャンパスを構える通信制高校です。全日コース・全日ITコース・通信コース・WEBコースに分かれており、一人ひとりに合わせた高校生活を過ごすことができます。