「通信制高校に興味があるけど、レポートが難しそうで不安…」と感じていませんか?
通信制高校のレポートは、単位を取るために欠かせないものですが、その内容や難易度はあまり知られていません。
この記事では、通信制高校のレポートがどのようなものか、どのくらいの頻度で提出するのか、そして取り組むときのポイントを具体的に解説します。明聖高校の実際のレポートも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
通信制高校のレポートとは?提出しないと単位をもらえない
通信制高校で高校卒業資格を取得するには、3つの条件を満たす必要があります。
それが、「面接指導」「添削指導」「試験」です。このうち、レポートは「添削指導」にあたります。
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● 面接指導:学校に行って授業を受けたり活動したりすること(出席日数を満たす必要がある)
● 添削指導:レポートのこと(提出期限までに提出しなければならない)
● 試験:学習の理解度を評価するためのもの(一定の基準をクリアしなければならない)
この3つの条件すべてをクリアしないと単位がもらえないため、レポートの提出は卒業に不可欠です。
通信制高校のレポートは難しい?実際の例を見てみよう
「レポート」と聞くと、自分でイチから長い文章を書くような、難しいものを想像するかもしれません。しかし、通信制高校のレポートは、教科書の内容を理解できているかを確認するための、いわば「問題集」や「小テスト」のようなものです。
例えば、明聖高校のレポートは、以下のような形式になっています。
引用:学習の取り組みと成果を報告するレポート|明聖高等学校 WEBコース
画像の赤い枠の部分に答えを書き込んでいきます。
ほとんどの問題の答えは教科書に載っているので、教科書を見ながら進めることができます。そのため、「全く解けない」ということはありませんので安心してください。
ただし、学校によってレポートの難易度は異なります。大学進学に力を入れている学校では、応用問題が出されることもあるでしょう。
提出したレポートに空欄や間違いが多い場合は、先生から添削され、合格をもらえるまで再提出を求められます。分からない部分があれば先生に質問できるので、諦めずに取り組めば大丈夫です。
通信制高校のレポートはどれくらいの頻度で出すの?
レポートの提出頻度は、学校や科目によって異なりますが、週に2〜3通程度が目安です。
例えば、東京都の通信制高校の場合は、30単位に対して年間約82~86通(※)のレポート提出が求められます。これは、週に換算するとおよそ2〜3通です。
明聖高校では、履修状況により多少変動しますが、月に約15回の提出があります。これも週にすると約3〜4通です。
全日制高校でも日々の宿題や課題があることを考えると、通信制高校のレポートは決して特別に重たい負担ではありません。計画的に進めれば、無理なくこなせる量と言えるでしょう。
※参考:通信制課程|東京都教育委員会
通信制高校のレポート提出の流れ【4ステップ】
ここからは、レポートの提出から返却までの具体的な流れを4つのステップでご紹介します。
通信制高校のレポート提出の流れ
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1. 提出期限までにレポートに取り組もう
2. 完成したら提出しよう
3. 先生の添削を受けよう
4. 返却されたら見直しをしよう
この流れを把握しておけば、初めてのレポートでも安心して取り組めますよ。
【ステップ1】提出期限までにレポートに取り組もう
まずは、決められた提出期限までにレポートを完成させましょう。
提出日に慌てて取り組むと間に合わないこともあるので、授業を受けた後や、提出日の数日前には取り組む習慣をつけるのがおすすめです。高校生活の3年間、このサイクルを繰り返すことになるので、最初のうちから慣れておくと後が楽になります。
もちろん、親や兄弟に手伝ってもらうのではなく、自分の力で取り組むことが大切です。教科書をしっかり見ながら、自分のペースで進めましょう。
【ステップ2】完成したら提出しよう
レポートが完成したら、学校へ提出します。
以前は郵送が主流でしたが、最近はメールや学校独自のチャットツールを使ってオンラインで提出できる学校が増えています。提出方法は学校によって違うので、事前に確認しておきましょう。
提出時刻が定められていることもあるので、レポートを始める前に一度チェックしておくと安心です。
【ステップ3】先生の添削を受けよう
提出されたレポートは、担当の先生が丁寧に添削してくれます。
単に点数をつけるだけでなく、間違えた箇所や学習のポイント、そして今後のアドバイスを書き込んでくれるので、次のステップに活かせます。
【ステップ4】返却されたら見直しをしよう
添削済みのレポートが返却されたら、必ず見直しましょう。
理解できていなかった部分を復習することで、学んだ内容がしっかり身につきます。もし再提出になった場合は、合格するまで繰り返し取り組むことになります。最初の提出で空欄をなくすように努めれば、再提出の回数を減らせますよ。
レポートが不安な人へ!通信制高校を選ぶ3つのポイント
「レポートを続けられるか心配…」と感じているなら、学校選びがとても重要です。
ひと昔前は「卒業できればいい」という考えの学校もありましたが、文部科学省が策定した「高等学校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン」を受けて、通信制高校の教育の質は向上しています。
今では、レポートへの取り組みを積極的にサポートしてくれる学校が増えました。自分に合ったサポート体制が整っているかを見極めることが、3年間無理なく学び続けるための鍵となります。
ここでは、レポートで挫折しないための学校選びのポイントを3つご紹介します。
【ポイント1】わからないことをすぐに聞ける環境か
レポートに取り組んでいて、一番困るのは「わからないこと」が出てきたときです。一人で考えても解決せず、そのまま放置してしまうと、レポートの提出が滞る原因になります。
すぐに疑問を解決できる環境が整っているかどうかが、レポートを最後までやり遂げるための重要なポイントです。
例えば、明聖高校では「サイバー学習国」というオンラインの学校のなかで、先生に直接質問できる環境が整っています。
以下の画像はサイバー学習国の職員室です。ここには、アバターを着た先生たちがいます。
引用:5月1日WEBコース学習スタート|キラッとひかる通信|明聖高等学校 WEBコース
この画面から「質問BOX」を開くと、チャット形式で先生に質問できる仕組みです。
引用:5月1日WEBコース学習スタート|キラッとひかる通信|明聖高等学校 WEBコース
このように、スマートフォンやタブレットからチャット形式で手軽に質問できる環境があれば、つまずいたときも安心です。もちろん、電話やメールでの質問も受け付けています。提出もWEBから簡単にできるので、郵送の手間もかかりません。
【ポイント2】提出期限をサポートしてくれるか
通信制高校は自分のペースで学べる反面、自己管理が求められます。しかし、最近の通信制高校は、学校側から手厚いサポートを受けられるケースが多いです。
学校を選ぶ際には、レポートの進捗管理をサポートしてくれるか確認しましょう。
明聖高校では、担当の先生が生徒一人ひとりの学習進度を定期的にチェックしています。オンラインへのログイン状況やレポートの提出状況、単位の取得状況を確認し、一人ひとりに合わせた学習方法をアドバイスしています。
明聖高校の先生は、カウンセリングやメンタルヘルスの資格を持っているため、学習面だけでなく、生徒のさまざまな悩みにも寄り添ってくれるのが強みです。
【ポイント3】レポート以外の学習サポートが充実しているか
レポートを提出するだけでも学力は身につきますが、それだけで満足できない場合もあるでしょう。特に大学進学を目指すなら、レポート以外の学習サポートも重要です。
例えば、明聖高校では、授業動画の理解を深めるための学習支援プリントや、中学校までの内容を学び直せる独自の科目「リラーン」を用意しています。
また、進路相談も充実しており、WEBコースから大学に進学した先輩もたくさんいます。
このように、さまざまな学習サポートが用意されているので、ぜひ実際に学校に足を運んで、ご自身の目で確かめてみてください。
まとめ
「通信制高校はレポートが大変」というイメージを持つ人は少なくありません。しかし、そのレポートは、自分でイチから書く難しいものではなく、教科書を見ながら解ける問題集のようなものです。
最も大切なのは、レポートをきちんと提出し続けることです。
もし、この部分に不安を感じるなら、「提出をサポートしてくれる環境が整っているか」という視点で学校を選びましょう。
明聖高校では、一人ひとりの学習進度を確認しながら、丁寧にサポートを行っています。「実際のレポートを見てみたい」「どんなサポートがあるか知りたい」という方は、ぜひ一度、学校説明会や相談会にお越しください。
学校説明会・相談会|明聖高等学校
参考URL:
通信制課程|東京都教育委員会
高等学校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン|文部科学省
学校説明会・相談会|明聖高等学校
1か月に提出するレポート数はどれくらいですか|よくあるご質問|明聖高等学校 WEBコース
学習の取り組みと成果を報告するレポート|明聖高等学校 WEBコース
5月1日WEBコース学習スタート|キラッとひかる通信|明聖高等学校 WEBコース
明聖高等学校は、千葉・中野にキャンパスを構える通信制高校です。全日コース・全日ITコース・通信コース・WEBコースに分かれており、一人ひとりに合わせた高校生活を過ごすことができます。